ついに正式発表!ミランがチャルハノールを獲得 新10番の誕生
・フリーキックの魔術師がミランへ
3日、ミランがレバークーゼンからハカン・チャルハノールを獲得したことを正式発表した。このトルコ代表の魔術師との交渉は、4年契約で2000万ユーロ(約24億円)+ボーナスオプション400万ユーロ、年俸は250万ユーロ(3億円)で決着したようだ。
まだ23歳と若いチャルハノールは、2012年にドイツのカールスルーエでプロの門を叩き、その後ハンブルガーSVを経て14年の8月からレバークーゼンの一員として3年間戦った。
そんな彼の代名詞は、なんといっても正確無比なフリーキックだ。フットボールファンなら、ハイライトでも一度は見たことがあるのではないだろうか。位置、距離問わず、非常に高い確率でゴールマウスを射止め、これまでフリーキックで数多くのゴールを決めてきた。ドイツでは「フリーキックの魔術師」という愛称でも知られている。
今シーズンは、5年前の移籍トラブルの罰則で4ヶ月の出場停止を受けるなど苦しいシーズンとなったが、次のシーズンにはなんの影響もないだろう。かねてから注目株として移籍市場に名前が挙がっていたチャルハノールだが、チェルシー、アーセナル、トッテナム、アトレティコ・マドリード、ラツィオといったチームからも関心を寄せられていた。この争奪戦に、大外からミランが割ってはいた格好となる。
・インサイドハーフで起用か?
チャルハノールは、ウイング、セカンドトップ、トップ下、サイドハーフとあらゆるポジションをそつなくこなすユーティリティプレイヤーとしても知られているが、4-3-3を敷くミランではインサイドハーフ、左ウイングに入ることが予想される。また、モンテッラ監督は、ボナベントゥーラと同じように両方のポジションで併用していく意向のようだ。仮に4-2-3-1になる場合は、サイドアタッカー、トップ下と流動的に動くことも可能だろう。
そんなチャルハノールは、新天地で10番を付けるのではないかと予想されている。レバークーゼンでも2年間10番を付けていたこともあり、ミランでもエースナンバーをチョイスするのではないだろうか。
さて、今年4月から中国資本になり、復活を目指すミランは、今夏既にヴォルフスブルクからリカルド・ロドリゲス、サンダーランドからファビオ・ボリーニ、ポルトからアンドレ・シルバ、ビジャレアルからマテオ・ムサッキオ、アタランタからフランク・ケシエを獲得しており、チャルハノールで早くも6人目の補強となった。