ウルグアイが土壇場ゴールでサラー不在のエジプト下す!
スアレス、カバーニは息合わずも…
現地時間15日、ロシアワールドカップ二日目の第一戦が行われ、ウルグアイとエジプトが激突した。
まず注目だったのが、チャンピオンズリーグ決勝戦で肩を負傷したモハメド・サラー(リバプール)の起用。前日にはエジプト指揮官が先発を示唆するようなコメントを残していたが、残念ながらベンチスタートとなった。
対するウルグアイは、エディンソン・カバーニ(パリ・サンジェルマン)とルイス・スアレス(バルセロナ)の2トップをはじめ、ロドリゴ・ベンタンクール(ユベントス)、キャプテンのディエゴ・ゴディン(アトレティコ・マドリード)等豪華メンバーが顔を揃えた。
試合はウルグアイが優勢に進める展開となるが、カバーニ、スアレスの2トップの息がちぐはぐでなかなか決定的なシーンを作るには至らず。
エジプトの速攻カウンターを恐れたこともあり、慎重な攻撃でリスクを冒すこともせず前半はスコアレスドローのまま折り返した。
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後半に入って一転、互いに勝ち点3ポイントが欲しいという気持ちが全面に出初めて、攻守が激しく入れ替わるよりオープンな展開となる。
そうすると決定機を多く創造するのはやはり試合巧者のウルグアイ。しかしながら、スアレス、カバーニの決定的チャンスをエジプト守護神エル・シェナウィがスーパーセーブで阻止。失点は許さない。
後半アディショナルタイム突入間際には、絶好の位置でフリーキックを得たウルグアイ。キッカーはカバーニ。精度の高いキックはエル・シェナウィがノーチャンスのコースへ飛んだが、惜しくもポストに弾き返される。
運にも見放されたウルグアイだったが、後半アディショナルタイム突入直後にまたしても敵陣深くでフリーキックのチャンスを獲得。
このセットプレーを、相手DFとの競り合いに勝ったホセ・ヒメネスがヘディングで合わせる。このシュートがエジプトゴールに突き刺さって、土壇場でウルグアイが先制ゴールを手にした。
結局試合はそのまま終了し、ウルグアイがヒメネスの虎の子の一点でエジプトを退けた。尚、モハメド・サラーは最後までピッチに立つことはなかった。