【クロアチア対イングランド】マッチプレビュー
同じ欧州勢に苦戦し120分の死闘を2度こなしたクロアチア
デンマーク戦、ロシア戦と立て続けにペナルティキック戦に及ぶ死闘を制してベスト4まで這い上がってきたクロアチアと、堅守スウェーデンを破って90年イタリア大会以来となる準決勝へ駒を進めたイングランドによる準決勝。
両国は、2010年南アフリカ大会のヨーロッパ予選で対戦しており、その際は2戦トータル9得点と圧倒的の強さを見せつけたイングランドが連勝を飾った。
今大会はクロアチアが優勢と見る人も多いようだが、果たしてどちらに軍配が上がるだろうか。
クロアチアのここまでの勝ち上がりを見てみると、まずグループステージは格上アルゼンチン相手に3発見舞うなど、圧倒的な強さを誇って3連勝で首位通過を決めた。
しかし、決勝トーナメントに入ると、同じヨーロッパ勢の国に苦戦。一回戦では堅守を誇るデンマークと、準々決勝では開催国ロシアとペナルティキック戦に及ぶ死闘を繰り広げ、ルカ・モドリッチ(レアル・マドリード)、イバン・ラキティッチ(バルセロナ)等擁する自慢の中盤も攻略されるシーンが目立った。
そんな中ここまで勝ち上がったのは、何といっても守護神ダニエル・スバシッチ(モナコ)の活躍が大きい。2度のペナルティキック戦で攻守を披露し、試合中も多くの決定機を阻止してきた。
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セットプレー一発で仕留める可能性も
対するイングランドは、ここまでセットプレーを武器に得点を量産してきた。グループステージのパナマ戦ではジェシー・リンガード(マンチェスター・ユナイテッド)の美しいミドルも見られたが、基本的にはコーナーキックからのヘディング、ハリー・ケイン(トッテナム)のペナルティキックからの得点が大半を占めている。
4強まで勝ち上がったチームにしては流れの中からの得点が少ないことが気がかりだが、クロアチア相手でもセットプレーの一発で撃破してしまう可能性もある。
120分間の死闘を2度こなしたクロアチアが、コンディション面でやや不利と見られる準決勝。果たして決勝へと駒を進めるのはどちらのチームになるだろうか…。
準決勝「クロアチア対イングランド」は、日本時間12日3時キックオフ予定となっている。
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決勝トーナメント表
7月1日-3:00 ソチ |
6月30日-23:00 カザン |
7月2日-23:00 サマーラ |
7月3日-3:00 ロストフ・ナ・ドヌ |
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ウルグアイ |
2 | フランス |
4 | 2 | ブラジル |
3 | ベルギー |
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1 | 3 | 0 | メキシコ |
2 | 日本 |
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7月6日-23:00 ニジニ・ノヴゴロド | 7月7日-3:00 カザン |
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準々決勝 | フランス |
2 | 1 | ブラジル |
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ウルグアイ |
0 | 2 | ベルギー |
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7月11日-3:00 サンクトペテルブルク | |||||||||||
準決勝 | フランス |
1 | |||||||||
ベルギー |
0 | ||||||||||
3位決定戦 | |||||||||||
決勝 7月16日 |
フランス |
4 | 1位 | 2 | ベルギー |
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00:00 モスクワ |
クロアチア |
2 | 2位 | 0 | イングランド |
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7月14日 - 23:00 – サンクト・ペテルブルク | |||||||||||
準決勝 | クロアチア |
2 | |||||||||
イングランド |
1 | ||||||||||
モスクワ 7月12日 - 3:00 |
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準々決勝 |
ロシア |
2(3) PK戦 |
0 | スウェーデン |
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クロアチア |
2(4*) PK戦 |
2 | イングランド |
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ソチ 7月8日-3:00 |
サマーラ 7月7日-23:00 |
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スペイン |
1(3) PK戦 |
クロアチア |
1(3*) PK戦 |
1 | スウェーデン |
1(3) PK戦 |
コロンビア |
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ロシア |
1(4*) PK戦 |
デンマーク |
1(2) PK戦 |
0 | スイス |
1(4*) PK戦 |
イングランド |
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モスクワ 7月1日-23:00 |
ニジニ・ノヴゴロド 7月2日-3:00 |
サンクトペテルブルク 7月3日-23:00 |
モスクワ 7月4日-3:00 |