コンフェレデレーションズカップはドイツが初制覇!大会MVPは?
・MVPはドラクスラーに決定
ロシアで開催されたコンフェレデレーションズカップは、ドイツがチリを1-0で破り同国同大会初優勝を収めて幕を閉じた。南米王者のチリとの再戦は、20分のラース・シュティンドルの前半に決めた得点が決勝点となって勝利。クロースやミュラー、ノイアー、ボアテングといった主力を温存させて挑んだドイツは、戦前の期待値を凌駕する成功を成し遂げ、ドイツにコンフェレデレーションズカップを持ち帰ることになった。
さて、決勝戦が行われた後、FIFAから同大会の個人タイトルが発表された。全てのタイトルを以下の通り。
<ゴールデンボール賞(最優秀選手賞)>
・ユリアン・ドラクスラー(ドイツ):ゴールデンボール
・アレクシス・サンチェス(チリ):シルバーボール
・レオン・ゴレツカ(ドイツ):ブロンズボール
<ゴールデンブーツ賞(得点王)>
・ティモ・ヴェルナー(ドイツ):ゴールデンブーツ
・レオン・ゴレツカ(ドイツ):シルバーブーツ
・ラース・シュティンドル(ドイツ):ブロンズブーツ
<ゴールデングローブ賞(最優秀GK)>
・クラウディオ・ブラボ(チリ)
<フェアプレー賞>
・ドイツ
大会の最優秀選手に贈られるゴールデンボール賞には、キャプテンマークを巻いて若手ドイツを牽引したパリサンジェルマンのユリアン・ドラクスラーが輝いた。ドラクスラーは全5試合に出場し、1得点1アシスト挙げている。
得点王は4試合3得点2アシストのドイツ代表ティモ・ヴェルナーが受賞した。なお、同じくドイツ代表のレオン・ゴレツカ、シュティンドルも3得点挙げているが、アシスト数の差でヴェルナーが単独の得点王となった。その次は2得点1アシストのポルトガル代表クリスチアーノ・ロナウドとなっている。
最優秀ゴールキーパーに贈られるゴールデングローブ賞は、準優勝のチリからクラウディオ・ブラボが選ばれた。所属クラブのマンチェスター・シティでは不遇のシーズンを送ったブラボだが、彼が見せたポルトガルとの準決勝でのペナルティキック3本連続セーブは今大会最大のハイライトと言ってもいいだろう。
・新戦力発掘に成功したドイツ
今大会、ドイツ代表のレーブ監督は代表引退したクローゼに替わる新たなストライカーの発掘を至上命題としていたが、ゴールデンブーツに輝いたティモ・ヴェルナーは国民の期待に応えるような活躍を魅せられたのではないだろうか。
また、事実上「2.5軍」とも言われているこのメンバーの中から、来年のワールドカップのメンバーに入れるのはおそらく10人に満たないだろう。ドイツ国内ではこれからも熾烈なメンバー入り争いが繰り広げられること間違いない。