スイスがブラジルを倒すためにはシャカ、ザカリアの守備が必須?
欧州予選12戦中8試合を完封したスイス
前回大会は、ジェルダン・シャキリ(ストーク・シティ)のハットトリックの活躍等でグループステージを突破するも、決勝トーナメント一回戦でアルゼンチン相手に延長戦の末敗れたスイス。
2006年ドイツ大会ではペナルティキック戦の末ウクライナに敗れて大会初の「無失点」で大会を去り、2010年南アフリカ大会では優勝国のスペイン相手に金星を奪取する等、出場する度に何らかの爪痕を残す実力国だ。
さて、そんなワールドカップ常連国スイスだが、ヨーロッパ予選では9勝1敗と圧倒的な強さを誇りながら、ポルトガル相手に屈したたった一つの黒星が仇となってプレーオフへ回ることに…。
プレーオフでは、北アイルランドとの一騎打ちを制して4大会連続のワールドカップ出場を決めた。
まずは修羅場を潜って大舞台への出場権を得たスイスだが、グループステージを初戦で対峙するのは王国ブラジルだ。初戦にして、グループステージを最大の山場を迎えることとなる。
果たして伏兵スイスはセレソン相手にどのような戦いを演じるのだろうか。
グループE
チーム | 勝 | 分 | 敗 | 差 | 点 |
---|---|---|---|---|---|
ブラジル | 2 | 1 | 0 | +4 | 7 |
スイス | 1 | 2 | 0 | +1 | 5 |
セルビア | 1 | 0 | 2 | -2 | 3 |
コスタリカ | 0 | 2 | 2 | -3 | 1 |
ブラジルの猛攻を凌ぐためには…?
まず第一に、ステファン・リヒトシュタイナー(アーセナル)をはじめ、リカルド・ロドリゲス(ミラン)、ファビアン・シェア(デポルティボ)、マヌエル・アカンジ(ボルシア・ドルトムント)、そして守護神ヤン・ゾマー(ボルシア・メンヒェングラートバッハ)等鉄壁守備陣は大きなストロングポイントとなる。
プレーオフを含めた予選12試合の内8試合を完封した彼らは、ある程度ブラジルの猛攻を防ぐことができるだろう。しかしながら、それを90分間キープすることができるかというと、非常に困難なミッションになる。
ネイマール(パリ・サンジェルマン)、ガブリエル・ジェズス(マンチェスター・シティ)、フィリペ・コウチーニョ(バルセロナ)等スターを抑えるためには、中盤のグラニット・ジャカ(アーセナル)、デニス・ザカリア(ボルシア・メンヒェングラートバッハ)等のサポートは必須だ。
90分間前線と最終ラインの間隔を一定に保ちながら全員守備、全員攻撃でハードワークして、はじめて彼らに勝機が転がってくる。
そんな注目のブラジル対スイスの一戦は、18日3時キックオフ予定となっている。欧州と南米の鉾盾対決に目が離せない。