チェルシーがルカク獲得失敗?コンテが狙う次なる候補はあの2人
・ルカク獲得失敗のチェルシー
プレミアリーグのチェルシーは、かねてからベルギー代表のストライカーでエバートン所属のロメル・ルカクの獲得を熱望していた。とくに今夏は補強リストのメインターゲットとしてリストアップしていたが、両者の移籍交渉は失敗に終わったようだ。
そこで、新たなストライカー候補として、早くもイタリア代表でトリノに所属するアンドレア・ベロッティの獲得に動き出している模様。
ワールドカップイヤーだった2014年までチェルシーの一員だったこのベルギー代表フォワードは、エバートンに移籍してから高いポテンシャルを爆発させ、3年間チームのエースとして得点を量産してきた。一部メディアの報道では、そんなルカクは今夏のマーケットで古巣のチェルシーに戻ることが濃厚だと伝えられていた。
しかし、6日にマンチェスター・ユナイテッドと同選手が移籍合意したという報道が出て、チェルシーは新たにターゲットを変更しなければならなくなった。
今夏のストライカー獲得が至上命題となっているアントニオ・コンテ監督は、ナンバーワンターゲットを取り逃がすことになってしまったわけだが、既に気持ちは他の選手へと切り替わっている模様。
ルカクがマンチェスター・ユナイテッドと合意したことをうけて、これまでユナイテッドが獲得濃厚だと言われてきたスペイン代表でレアル・マドリード所属のアルバロ・モラタと、イタリア代表のペロッティの獲得に本腰を入れ始めているようだ。
・ユナイテッドは第一希望のモラタを断念?
モラタの獲得報道から一転して、ベルギー代表フォワードの獲得で合意に達したユナイテッドだが、この短期間で一体何があったのか?
ジョゼ・モウリーニョ監督は、モラタの獲得を熱望していたが、結局レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長が提示する7500万ユーロ(約97億円)以上という移籍金をクリアできなかった模様。かねてから移籍金を巡って交渉が難航していると伝えられていたが、結局白紙になってしまったようだ。
長期化する交渉に痺れを切らしたモウリーニョは、軌道をベルギー代表のエースにシフトし、急ピッチで進められたエバートンとの交渉は、移籍金7500万ポンド(約110億円)での取引で決着がついたとのことだ。まだ24歳と若いルカクだが、はたしてズラタン・イブラヒモビッチの穴を埋めることができるだろうか?また、モラタの今後の動向にも注目しよう。