ドンナルンマがようやくミランと契約延長!18歳にして年俸8億円!?
・ドンナルンマがミランと契約延長
ようやくミランの苦労が報われたようだ。ミランは11日、チームの絶対的守護神であるジャンルイジ・ドンナルンマとの契約を2021年6月末まで延長することに成功した。イタリアメディアの『Gazzetta dello Sport』等の報道によれば、今回ドンナルンマの引き留めに際して、彼の年俸を約7億8000万円に相当する600万
ユーロまで引き上げたんだそう。
7憶8000万円の年俸を手にするフットボーラーと言うだけで十分インパクトのある話だが、彼の恐ろしいのはまだ18歳であるということ。ミランユース出身のこのイタリア代表ゴールキーパーは、2015年の10月に当時16歳ながらセリエAデビューを果たしている。もちろんこの年齢は通常であればまだ下部組織でプレーしているはずの年齢だ。
さらに凄いのが、当時の正ゴールキーパーであったディエゴ・ロペスから完全にポジションを奪いきってしまったことだ。その後名門ミランで正守護神の座を誰にも譲らずに今日までチームの守備陣を牽引してきた。
・なぜ契約延長にこれだけ時間を要した?
2018年の6月で契約が切れる予定だったドンナルンマは、昨シーズンの途中からミランに「次のシーズンもウチでいてくれよ!」と強く残留を求められる。しかし、ステップアップを望むドンナルンマはすぐに答えを出さず、ミラン側はなかなか契約延長をすることができずフラストレーションがピークに達していた。
遂には、ミラン側がドンナルンマの契約延長交渉を諦めてしまい、正式に交渉を断念したことを発表。このタイミングで、ようやくドンナルンマが契約延長にサインをしたのだ。何はともあれミランの苦労は報われた格好となったが、この18歳とその代理人はあまりにしたたかだった。
おそらく、年俸が自身の満足できる値まで引き上げられたことと、今夏のチームの積極補強がドンナルンマの決断に大きく影響したのではないだろうか。
一先ずミランは安堵といったところだろうが、半年後、1年後に両者はまた揉めるかもしれない。そのときまでに若手のプリッツァーリを少しずつ起用しておくべきだろう。
ミランは今夏既にヴォルフスブルクからリカルド・ロドリゲス、レバークーゼンからハカン・チャルハノール、ポルトからアンドレ・シウバ、、ビジャレアルからムサッキオと多くのタレントを獲得している。これらの新戦力に加えて、ドンナルンマの慰留に成功したミラン、来シーンの名門復活により一層の期待がかかる。