ネイマールがパリ・サンジェルマン移籍で合意か 移籍する「旨み」とは?
・ネイマールがパリと合意か
驚きの一報が入った。バルセロナのMSNの一角を担うネイマールが、パリ・サンジェルマン移籍で合意に至ったとブラジルのテレビ局『ESPORTE INTERATIVO』が報道。18日に、ネイマールがパリからのオファーにサインをした模様で、2週間以内に両チームから正式発表がなされる運びとなるそうだ。
昨年夏にバルセロナと契約延長をしたばかりのこのブラジル代表アタッカーは、たったの1年でその契約を覆してしまった。この契約を破棄した場合、ネイマールに対して違約金が2億2200万ユーロ(約284億6000万円という半ば「天文学的な額」が科せられることになるが、なんとこの巨額な違約金をパリ・サンジェルマンが肩代わりしようとしているそうだ。
この特大サービスを受けて、ネイマール本人が移籍にゴーサインを出した模様。
思い返せば、今月頭のインタビューで「この先なんだって起こりえる」と意味深なコメントを残していたネイマールだが、その可能性が現実のものになろうとしているのだ。
・ネイマールは何故パリ移籍を決断?
また、今回のネイマールのパリ・サンジェルマン移籍を後押しした要因は他にも考えられる。それは、チームの「最重要選手」になることができるという点だ。バルセロナにいる以上、どうしてもアルゼンチン代表のリオネル・メッシの陰に隠れてしまう上、他にもルイス・スアレスやアンドレス・イニエスタといった「チームの顔」と言って差し支えない、いわばネイマールと同等クラスの選手が複数人いる。
パリ・サンジェルマンに移籍することで、ブラジル代表での立ち位置と同じようにメインスターになることができるだろう。
加えて、ユベントスから今夏加入した同じくブラジル代表で親友のダニエウ・アウベスの存在、その他ポルトガル語を話せるチアゴ・シウヴァやチアゴ・モッタ、マルキーニョスといった選手の存在も大きいだろう。
17日の時点で、スペイン紙の「マルカ」もこの移籍報道には触れており、同紙によればパリ・サンジェルマンはネイマールの獲得のために3000万ユーロ(約38億8000万円)プラス出来高ボーナス付きという破格の年俸を用意したという。
この額が仮に、チームに支払われる「移籍金」だったとしても、超一流選手の市場価値に匹敵するような額だ。年俸、移籍金、違約金とどれをっても桁違いな額が必要となるこのブラジルのスーパースターの獲得だが、実現すれば間違いなくサッカー史に残る大型移籍になる。