ハメス先発のバイエルンとラカゼット先発のアーセナルが激突!
・アーセナル×バイエルン
現地時間19日、インターナショナル・チャンピオンズカップの中国ラウンドが行われ、バイエルン・ミュンヘンとアーセナルが対戦した。
このビッグマッチを一目見ようとスタジアムに駆け付けた現地サポーターは3万人を超え、大観衆の中での一戦となったこの試合。昨シーズンのチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦の対戦カードの再現となった。
バイエルン・ミュンヘンは、先発メンバーに新加入のハメス・ロドリゲスやフランク・リベリー、トーマス・ミュラー、ロベルト・レバンドフスキと豪華な面々が揃う。一方のアーセナルも、メスト・エジルや新加入のコランタン・トリソ、アレクサンドル・ラカゼット等が名を連ねた。
試合が動いたのは開始8分、フアン・ベルナトが獲得したペナルティキックをレバンドフスキが冷静に沈めてバイエルンが早速先制。
立ち上がりこそスコアが動いたが、その後は一進一退の攻防が続きなかなかスコアは動かない。21分にはミュラーとのワンツーでトリソが抜け出しゴールを決めるも、オフサイドの判定で得点は認められず。前半は1-0でバイエルンがリードして折り返した。
後半は、両者多くの選手のコンディションをチェックするべく、目まぐるしく選手交代が行われた。アーセナルはテオ・ウォルコット、アレックス・イウォビといったスピードスターを送り出し、バイエルンもキングスレイ・コマン等を投入。
試合は1-0のまま終盤まで進んだが、アディショナルタイムにドラマが待っていた。バイエルが試合終了間際にとどめを刺さんとばかりに前がかりになったが失敗。すかさずアーセナルがカウンターを仕掛けると、最後は途中出場のイウォビが同点ゴールとなるヘディングシュートをネットに突き刺した。
アーセナルが土壇場で追いついて、試合はPK戦へ。バイエルンはレナト・サンチェスら3選手失敗したのに対し、アーセナルはアーロン・ラムジー、ナチョ・モンレアル、そしてイウォビが決めて3-2で勝利した。
試合を通してバイエルンがチャンスを多く作っていたが、アーセナルの守護神ツェフがビッグセーブを連発し、最終的にはアーセナルが勝利で試合を締めくくった。
この試合、アディショナルタイムに劇的ゴールを決め、さらにはペナルティキックも冷静に沈めたナイジェリア代表のイウォビだが、指揮官のアーセン・ヴェンゲルに対してこの上ないアピールに成功したのではないだろうか。レスター移籍報道から一転して、アーセナルで開幕スタメンを勝ち取るかもしれない。