バルセロナが右サイドバックの補強に成功!セメドを38億円で獲得
・バルセロナが右サイドバックを補強
バルセロナがようやく右サイドバックの補強に成功した。13日、バルセロナはベンフィカからポルトガル代表のサイドバック、ネウソン・セメドを獲得したことを発表した。セメドは14日に早速メディカルチェックを受けて、後日プレシーズンツアーに合流する運びとなる。
23歳と若いこのポルトガル人サイドバックは、母国ベンフィカのBチームの一員として下部リーグで経験を積んだ後、2015年の夏にトップチームに昇格する。以降チームの主力として守備陣を牽引し、16-17シーズンはリーグ戦、カップ戦の国内2冠達成に大きく貢献した。先日ロシアで行われたコンフェレデレーションズカップにもポルトガル代表として出場している。
そんなセメドは、かねてからビッグクラブかの熱視線を受けてきた。バルセロナだけでなく、マンチェスター・ユナイテッドやバイエルン・ミュンヘン、インテルといった名門が獲得を目指しているとされていたが、最終的にエルネスト・バルベルデが新監督となったバルセロナへの移籍を決断した。
バルセロナ視点からすると、補強ポイントとして最優先に挙げられていた右サイドバックの強化に成功したことは大きい。
・ベジェリン断念からのセメド
もともと、バルセロナの右サイドバックの補強リストのトップにいたのは、アーセナル所属でカンテラ出身のエクトル・ベジェリンだった。
だが、アーセナルはバルセロナに対して4000万ユーロ(約51億2000万円)以上の高額を要求。これに二の足を踏んだバルセロナは、これより予算を抑えられて、かつ質の高い戦力を獲得したいと考えた。そこで、若きポルトガル人に白羽の矢を立てたという訳だ。
スペイン紙「アス」や「マルカ」を含む複数のスペインメディアの報道によると、セメドの移籍金はおよそ3000万ユーロ(約38億4000万円)ほどとされている。これでも十分破格であることに違いはない。サイドバックの移籍金としては、何と言っても2005年にセビージャからバルセロナに加入したダニエル・アウベスの3500万ユーロ(約42億円)に次ぐ額だ。
ベンフィカでトップチームに上がって以降目を見張る活躍を見せ、バルセロナへのステップアップに成功したセメド。理想的なキャリアを歩んでいるポルトガルのスピードスターは、カンプノウの観衆を満足させられるようなプレーを見せることができるだろうか。新生バルセロナに注目が集まる。