ブッフォンがワールドカップ後の引退を示唆 ユベントスで跡を継ぐのは…?
・ワールドカップ後の引退を示唆したジジ
長年にわたり、ユベントス、イタリア代表のゴールマウスに立ちはだかってきた男の雄姿が見られるのは、残り僅かの時間かもしれない。ユベントスに所属する絶対的守護神、ジャンルイジ・ブッフォンは、既に自身の現役引退の時期を定めているようだ。
その時期とは、2018年のロシアワールドカップ後だという。またこれに伴って、ユベントスはジジの後釜になりうる選手を早急に発掘しなければいけないということでもある。
「ブッフォンの穴を埋められるのはあの選手しかいない!」とユベントスサポーターの誰もが口をそろえて名前を出すのは、同じくイタリア代表でミラン所属のジャンルイジ・ドンナルンマだ。偶然にも、ブッフォンと名前も同じだ。
しかしながら、ドンナルンマは先日ミランからの契約延長オファーにサインをした。
そして、最終的にベッキア・シニョーラがブッフォンの第一後継者として選択したのは、ヴォイチェフ・シュチェスニーだった。
・アーセナルのシチェスニーに白羽の矢
ヴォイチェフ・シュチェスニーはアーセナルに所属するポーランド代表のゴールキーパーで、ユベントスと同選手は既に契約合意に達しているんだという。ユベントスはアーセナルに対して、15億6000万円に相当する1200万ユーロ+出来高ボーナス300万ユーロの移籍金でアーセナルと合意に達したようだ。契約期間は4年間で合意した模様。
またシチェスニーは、アーセナル所属とはいっても、直近の2シーズンはセリエAでプレーしていた。というのも、彼は2015年にアーセナルから1年間の期限付きでローマへ移籍している。その後さらに1年間契約を延長し、2シーズンにわたってローマの正守護神として君臨し、計70試合のゴールマウスを守った。
さて、イタリアでの市場において非常に評価の高いこの27歳のポーランド人は、あまりにも偉大過ぎる先人の「ポスト」として活躍することができるだろうか。ブッフォンにとって最後のシーズンとなる今シーズンは、一先ずブッフォンの控えキーパーとしてチームに帯同する形となるだろうが、ロシアワールドカップ閉幕後の移籍2年目からシチェスニーにとってユベントスでの本当のシーズンがスタートすることになる。
ブッフォンのプレーは今シーズンで見納めということになるため、サッカー関係者、ファンにとってとても寂しいことかもしれないが、ポーランド人キーパーはただ一人、並々ならぬ投闘志を燃え滾らせていることだろう。