ポドルスキがいきなり2発!神戸での初陣で鮮烈デビューを果たす
・ポドルスキがデビュー戦で大暴れ
元ドイツ代表のゴールハンターが、デビュー戦で港町神戸を沸かした。
29日、ヴィッセル神戸はルーカス・ポドルスキを初めて先発起用。早速、あまりにも鮮烈なインパクトを残した。
まずはスコアレスで迎えた後半4分、ペナルティエリア外で相手ゴールに背中を向けた状態でパスを受けると、素早い反転から豪快に左足一閃。低い弾道で放たれたミドルシュートは、ゴール右隅に突き刺さった。
さらに、大宮に同点とされた直後の後半16分には、大森の右クロスから相手ディフェンス2人に競り勝ってヘディングシュートをたたき込んだ。非の打ち所のないデビュー戦に、ポドルスキは「言葉にできないほどの喜びだ。スターという立場で、プレッシャーを感じていたが、そうしたものも全て力に変えることができた。」と喜びの丈を語った。
この日は早速フル出場を果たしたものの、80%を超える日本特有の湿気や暑さといったものに苦しんでいた様子で、走行距離8.6キロと運動量は上がらなかった。試合終盤にいたっては、常時最前線で張り付いている状態だった。
それでも、3本放ったシュートのうち2本を決めてしまうのだから、決定力は桁違いだ。ネルシーニョ監督も「決定力のあるストライカーだということを自身の結果を持ってして証明してみせた」と称賛。夏を超えた後、さらにコンディションが上昇した状態でのパフォーマンスにも期待が集まる。
・各メディア、チームメイト、会長も絶賛!
また、デビュー戦で2得点を挙げたポドルスキに対して、ドイツメディアもこの活躍を一斉に報道している。
ドイツ紙『デア・ヴェステン』は、この記事のタイトルに「ドッペルバック!!ルーカス・ポドルスキが日本で鮮烈デビュー!」とつけ、ポドルスキの2得点について詳しく綴った。また、ドイツメディアの『エクスプレス』や『シュピーデル・オンライン』も同じようにポドルスキに賛辞を贈っている。
この日3点目を決めた田中も「ワールドクラスのフォワードが来たんだなと改めて実感した」。渡辺は「パッと顔を出していきなりゴールを決められるのがすごい」と両選手驚きを隠せない。
また、この日スタンドで観戦していた神戸の三木谷会長は「すごい!ペナルティエリアの外から振り向きざまにあんなすごいシュートを打つということ自体Jリーグでなかなか見たことが無かった」と語った。