ミランが新加入リカルド・ロドリゲスの得点でEL予選辛勝
・リカルド・ロドリゲスがゴール
現地時間27日、ヨーロッパ各地でヨーロッパリーグ予備予選3回戦のファーストレグが行われ、ミランはルーマニアのクラヨーヴァと敵地で対戦した。
今夏スイス代表のリカルド・ロドリゲスやポルトガル代表のアンドレ・シウバ、トルコ代表のハカン・チャルハノールといったタレントを次々と獲得しているミランだが、今シーズン初の公式戦となるこの試合、大きな注目が集まった。
試合は、前半終了間際にミランが右サイドの深い位置で得たフリーキックによって初めて動かされる。キッカーを務めたリカルド・ロドリゲスが、左足でシュート性のクロスをペナルティエリア内へ入れると、これが直接クラヨーヴァゴールに吸い込まれミランに待望の先制ゴールが生まれた。
一進一退の攻防となった後半は、ゴールを重ねることができなかったものの、虎の子の一点を最後まで守り切って、ミランが貴重なアウェーゴールでクラヨーヴァを下した。今季初となる公式戦を白星で飾ったミランは、優位な形でセカンドレグを迎えることとなる。
・「目標はCL出場権の獲得」
試合後、この日の決勝点を挙げたリカルド・ロドリゲスがイタリアメディア「スカイスポーツ」のインタビューに応じ、このように語った。
「今日の勝利は非常に重要なものだ。チームを助けるためのゴールを決めることができてうれしかった。我々はこれからも勝利し続けていく必要があるね。」
「我々は来シーズンのチャンピオンズリーグの出場権を獲得するために、できることをすべてやる意気込みでいる。その序章が、ヨーロッパリーグ本戦出場に向けての予選で勝利するということなんだ。僕らのストロングポイントを出すことができれば、自ずと勝ち上がっていくことだろう。」
4月から中国資本となったミランは、今夏のマーケットで猛威を振るっている。巨額のマネーを投じて、数多くのタレントを獲得してきたわけだが、はたしてこの成果が来シーズン、結果に結びつくのだろうか。来シーズンの欧州サッカーの一番の見どころといっても差し支えないだろう。
尚、この日はイングランド代表のウェイン・ルーニーが復帰したエバートンも予選を戦い、ホームでスロバキアのルジョムベロクを相手にこちらも虎の子の一点を守り切って1-0で勝利している。