ミランが7人目の爆買い!イタリア代表のサイドバック獲得
・ミランがコンティ獲得を正式発表
ミランの補強は止まらない…。7日、ミランはイタリア代表ディフェンダーのアンドレア・コンティをアタランタから獲得したことを発表した。契約期間は2022年までの5年間となっており、移籍金は約30億円に相当する2500万ユーロ+マッテオ・ペッシーナだと伝えた。
実績豊富ながらまだ23歳と若いコンティは、ユースの名門であるアタランタの下部組織出身で、2013年の夏に3部のペルージャ、2部のヴィルトゥス・ランチャーノで武者修行した後、2015年夏に満を持して1部のアタランタに復帰した。
飛躍の年となった16-17シーズンは、サイドバックながら快足を活かして幾度となくゴールに絡み、33試合に出場して8得点4アシストという数字をマークした。彼が務めるポジションを考えると、驚異的な記録だ。
この活躍でイタリアA代表にも選出され、U-21欧州選手権では右サイドバックで主力として大会を戦った。アトレティコ・マドリード、バイエルン・ミュンヘン、ドルトムント、チェルシーといったビッグクラブがこぞって彼の獲得に乗り出していたが、本人は「赤と黒のユニフォームに袖を通すのは僕の夢だ」とミランのファンであることを公言していた。
そして、ミランへの移籍が正式に決まったコンティは、喜びを爆発させた。
「僕はとうとうミランの選手になることができた。このユニフォームを切ることに大きな名誉を感じるし、とても興奮している。かつてサイドバックでプレーしていた、タッソッティやカフーといった偉大な選手と比較されるのは不思議に感じるけど、彼らの功績に半分だけでも追いつけたら嬉しいね。」
・中国資本となったミランの爆買いは止まらない
今年4月から中国資本となったミランは、今夏のマーケットで猛威を振るっており、しすでにビジャレアルからマテオ・ムサッキオ、ヴォルフスブルクからリカルド・ロドリゲス、ポルトからアンドレ・シルバ、アタランタからフランク・ケシエ、サンダーランドからファビオ・ボリーニ、レバークーゼンからハカン・チャルハノールを獲得しており、コンティで7人目の補強となった。
リーオーナーは、さらに資金を追加することを示唆しており、8月末まで開かれているマーケットでさらなる大型補強を行うかもしれない。ドルトムントのピエール=エメリク・オーバメヤンやラツィオのルーカス・ビグリアといった選手がその候補となっている。
果たして近年まれに見ぬミランの補強祭りはどこまで続くのだろうか…?