歴代ワールドカップマスコットキャラクターと最新マスコット情報
FIFAワールドカップのマスコットはオオカミのキャラクターのザビバカ (Zabivaka)。シベリアの雪原にいそうな、きりりとした強そうなキャラクターです。
ちなみに、ザビバカはロシア語で「ゴールを決める」や「点を入れる」という意味だといいます。サビバカには2バージョンがあり、”RUSSIA 2018“と書かれた茶色と白のTシャツにオレンジのスポーツ用メガネをつけています。もう一つのバーションは白Tシャツと赤のパンツをつけているものです。これはロシア代表のファーストカラーと同じです。
さて、キャラクターがザビバカ 決まるまでなかなか大変だったそうです。
いくつかの案が出された後、最終候補として残ったのはオオカミ・トラ・猫。その後最終的にインターネット投票により約53%もの票でオオカミに決まったそうです。たしかにオオカミが一番ロシアのイメージに合うような気がします。
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歴代マスコット
1966年イングランド
実はFIFAのワールドカップのマスコットは意外に古くからあり、誕生したのは1966年イングランド大会で選ばれたライオンの「ウィリー」から。このウィリーをデザインしたのはデザイナーのレグ・ホイヤーで、このマスコットは彼の息子をイメージして作られたそうです。ふわふわとしたかわいいライオンのマスコットは大人気となりました。
1970年のメキシコ
1970年のメキシコ大会のマスコットはソンブレロをかぶった少年「ファニ-ト」。この当時のメキシコでは一般的な男の子の名前だった「ファニート」という名前がつけられました。
1974年の西ドイツ
1974年の西ドイツ大会のマスコットは「チップとタップ」。二人のサッカー選手です。モデルとなったのは二人のドイツ人選手です。左のチップのモデルはドイツ魂の権化と言われていたゲルト・ミュラー。右のタップのモデルは皇帝との別名を持つフランツ・ベッケンバウアーでした。
1978年のアルゼンチン
1978年のアルゼンチン大会でのマスコットはアルゼンチンのユニフォームを着た少年「ガウチート」。ガウチョとはアルゼンチンやウルグアイ、南ブラジルなどのいわゆるカウボーイです。
1982年のスペイン
1982年のスペイン大会のマスコットはスペインの特産のオレンジ「ナランヒート」。このマスコットでは初めて人ではないマスコットが採用されました。
1986年のメキシコ
1986年のメキシコ大会のマスコットは「ピケ」。ソンブレロをかぶったメキシコ名産のチリ・ハラペーニョです。ピケという名前はスペイン語で辛いという意味のピカンテからきています。黒い口ひげを生やして、メキシコらしさがたっぷりです。
1990年のイタリア
1990年のイタリア大会のマスコットは「チャオ」。ロボットのようなデザインで体はイタリア国旗を、頭はサッカーボールです。
1994年のアメリカ
1994年のアメリカ大会のマスコットは犬の「ストライカー」。なぜ犬だったのでしょうか?動物の親しみやすいキャラクターを採用しています。
1998年のフランス
1998年のフランス大会ではフランス国旗の色トリコロールの雄鶏のフティックスが採用されました。胸にもしっかりとフランス98と書かれ、持っているボールもトリコロールとフランス色満載のマスコットです。
2002年の日本・韓国共同開催
2002年の日本・韓国共同開催大会ではザ・スフェリックスという3人?のキャラクター「アトー,キャズ,ニック」が選ばれました。ちょっと気持ち悪い系のキャラクターですが、この3人は黄色が監督のアトー、青が選手のニック、紫も選手でキャズといいます。3Dアニメで作られたこのキャラクターたちは大気のエネルギーの粒子が地球にやってきたという設定だったそうです。
2006年のドイツ
2006年のドイツ大会ではライオンのゴレオ6世と顔のついたサッカーボール・ピレがマスコットキャラクター。実はこのキャラクター評判が悪く、ライオンのゴレオ6世がズボンを履いていないことで不評が高まり、とうとう制作した会社が倒産までしてしまったといういわくつきのマスコットです。
2010年の南アフリカ
2010年の南アフリカ大会ではヒョウのザクミがマスコット。丸い顔で女の子っぽいですが男子です。開催国である南アフリカのユニフォームカラーの緑と黄色で作られたマスコット。名前のザグミは造語で南アフリカの国コードのZAと南アフリカの言語で使われる10を表すKUMIを掛け合わせたものです。
2014年のブラジル
2014年のブラジル大会ではアルマジロの「フレコ」がマスコットキャラクター。体が黄、半ズボンの緑、甲羅と尻尾の青で、ブラジル国旗を表現。実はアルマジロはブラジルの固有種の動物で絶滅の危機があるものです。また甲羅の青はブラジルの澄んだ青空と海を表しているのだとか。フレコという名前にはサッカーのポルトガル語futbolとエコロジーのecologiaを掛け合わせた造語で、環境も大切にして欲しいという願いもこめられています。
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