世界陸上でのリレー2種目出場決定!400Mリレーの配列はどうなる?
日本代表、リレー2種目出場決定!
25日、日本陸連は8月4日にロンドンで開幕する世界陸上の男子400メートルリレーと同1600メートルリレーの両方で出場権を獲得したことを発表した。これにより、100メートルでメンバー外となりリレーの代表候補にリストアップされていた藤光謙司(ゼンリン)と桐生祥秀(東洋大)が同大会400メートルリリレーの日本代表に選出された。
1600メートルリレーの方では、金丸祐三(大塚製薬)、佐藤拳太郎(富士通)、堀井浩介(住友電工)、木村和史(四電工)の4人が代表に選出されている。
尚、男子400メートルリリレーは、大会の終盤となる現地時間12日に予選、決勝が行われる予定だ。世界選手権における日本代表のリレーの最高成績は、2001年カナダ・エドモントン大会と2009年ドイツ・ベルリン大会の4位となっており、ロンドンの地で初の表彰台を目指す。
アメリカを上回って銀メダルに輝いたリオデジャネイロオリンピックの勢いをそのままロンドンでも世界を驚かせてほしいところだ。
4継のメンバーはどうなる?
ちなみに、リオデジャネイロオリンピックからのメンバーは、1走を務めた山県(セイコー)を除いて、2走の飯塚(ミズノ)、3走の桐生(東洋大)、4走のケンブリッジ(ナイキ)の3名が順当に選出されている。
走順はコンディション等も考慮されるため当日になるまでわからないが、おそらく今回は出場していない山県の代わりを男子100メートルにエントリーしている多田(関西学院大)、サニブラウン(東京陸協)のどちらかが務めることになるだろう。
日本陸連の伊東浩司強化委員長は、「ロンドンでは、新しい日本の4継を作り上げて欲しい。」と期待を寄せている。はたしてリオデジャネイロオリンピックのような世界をあっと驚かせるようなインパクトを残すことができるだろうか。
オリンピック後世界で話題になった日本伝統のアンダーパスが完璧に決まれば、ひょっとするとジャマイカ、アメリカを脅かす存在になれるかもしれない。
単純に一番速い選手たちを揃えるとなると、スタートが得意な多田を1走に、続いてケンブリッジ、桐生、アンカーにサニブラウンといったメンツを並べれば、それぞれの個性が活きてかなり速いチームが出来上がるかもしれない。
しかし、ケンブリッジ、サニブランの両選手はややバトンパスを苦手としているようで、そうしたリスクを考慮するとやはり1走に多田を持ってくる以外はリオデジャネイロオリンピックと同じ配列にするのが無難なのかもしれない。