早くもホーム5分2敗のレアル 地元紙が痛烈批判
・地元メディアも皮肉
今シーズンのリーガ・エスパニョーラで未だ本領が発揮できていない王者レアル・マドリード。
年末のバルセロナとのクラシコにも3-0で大敗し、そのバルセロナに勝点差「16」をつけられて、リーグタイトル獲得は早くも絶望的な状況となっている。
現地時間10日に本拠地サンチャゴ・ベルナベウで開催されたスペイン国王杯5回戦セカンドレグでは、2部ヌマンシア相手に2-2のドローを演じた。
トータルスコアでは勝上りを決めたとはいえ、地元メディアからは痛烈な批判にさらされている。
ファーストレグを3-0で勝利して臨んだこの試合、レアル・マドリードはポルトガル代表でエースのクリスティアーノ・ロナウド、元フランス代表カリム・ベンゼマ、ウェールズ代表ギャレス・ベイル、クロアチア代表ルカ・モドリッチといったスター選手を温存。
2軍チームとはいえ相手チームより戦力ははるかに上のレアル・マドリードは、スペイン代表ルーカス・バスケスが2得点マークしたものの、相手FWギジェルモ・フェルナンデスにも2点決められて、結局ドロー決着となった。
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・ベルナベウで苦しむレアル
今シーズンのレアル・マドリードは、なぜか本拠地サンチャゴ・ベルナベウで勝てない。公式戦でこれまで5分2敗と苦しんでいる。昨シーズンまでのベルナベウでの圧倒的な力強さはどこへ行ってしまったのか…。
スペインメディア「マルカ」も、「これでホーム5分2敗。サンチャゴ・ベルナベウは、もはや相手チームにとって何の驚異でもない」と皮肉っている。
レアル・マドリード指揮官で元フランス代表のジネディーヌ・ジダンは、こうした苦しいチーム状況について試合後このようにコメント。
「私たちのプレーは悪くなかった。しかしながら、ヌマンシアは粘り強かった。この結果は妥当なものさ。ベルナベウでの戦績についてはとくに私は気に留めていない。そして、誰も私を辞めさせようと動いていない。批判に目を向けている暇はない。」
レアル・マドリード就任からちょうど2年目を迎えたジネディーヌ・ジダン。
これまでリーガ・エスパニョーラ、チャンピオンズリーグ、クラブワールドカップと数多くのタイトルをもたらしてきた若き名将だが、今、これまで以上に勝利という結果が求められている。