オーバメヤンはドルトムント残留か 1億ユーロ越えの移籍金がネックに…
・来季もドルトムントでプレー?
今夏の去就が注目されているガボン代表でドルトムント所属のエール=エメリク・オーバメヤンだが、今回のマーケットでは移籍をしない可能性が高いと18日付のドイツ紙『キッカー』等が揃って報道した。
ドルトムントでエースストライカーとして君臨し、ブンデスリーガ屈指の得点力を誇るオーバメヤンだが、これまで彼を獲得しようとあらゆるビッグクラブが名乗りを上げてきた。また、ドルトムント側もオーバメヤンの意思を尊重して、条件次第では交渉に応じる姿勢を示してきた。
ここ最近では、とくにチェルシーやミランといったチームが有力候補とされてきた。ロメル・ルカクの獲得をあと一歩で逸し、ジエゴ・コスタの退団も濃厚とされているチェルシーは、とくにこのガボン人の獲得を熱望していた。
一方ミランも、マルコ・ファッソーネCEOが、今夏のセンターフォワードの補強候補として彼の名をリストアップしていた。現状コロンビア代表のカルロス・バッカがセンターフォワードを務めるが、彼は得点能力に優れているものの球を収める技術にやや難がある。
・高額な移籍金がネックに…
両者ともに事情あってオーバメヤンの獲得を望んでいるわけだが、まだドルトムントが要求する移籍金を提示できずにいる模様だ。そこでドルトムントのハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEOが、「オーバメヤンへのオファーはあと数日しか待たない」と明言。
ドルトムント側は1億ユーロ(約129億円)以上の提示を要求しており、ミラン、チェルシーをはじめとするクラブが残り数日の間にこれらの額を提示するのかどうか各メディアが注目しているところだ。
このまま1億ユーロ越えのオファーを提示するチームが現れなければ、オーバメヤンは来シーズンもドルトムントに留まる運びになるだろう。ステップアップを希望しているオーバメヤン本人としては複雑な心境だろうが、こればかりは仕方がない。
オーバメヤンは、先日埼玉で行われた浦和レッズ戦、昨日行われたインターナショナルチャンピオンズカップのミラン戦にもドルトムントの一員として先発出場している。また、昨日の試合ではペナルティキックを任される等2得点を決めた。
果たしてこのガボンの英雄は、2017/18シーズンどのチームでプレーしているのだろうか。現段階ではドルトムント残留が最も有力だ。