チェルシーがドイツ代表リュディガー獲得!コンフェデ優勝にも貢献
・今夏一人目の大型補強に成功
9日、チェルシーがローマからドイツ代表ディフェンダーのアントニオ・リュディガーを獲得したことを発表した。今夏の移籍マーケットで、プレミアリーグのライバル勢であるマンチェスター・ユナイテッドやリバプールに後れを取っていたチェルシーが、ようやく今季一人目の大型補強に成功した。
アントニオ・リュディガーは、チェルシーと2022年までの5年契約を結んだ模様で、背番号は今シーズンまでセルビア代表のディフェンダー、ブラニスラス・イヴァノヴィッチが着けていた2番を選択。ローマの発表によれば、移籍金は約45億円に相当する3500万ユーロで、これに出来高のオプションが加わることで最大約51億円(3900万ユーロ)になる見通しだ。
かねてからプレミアリーグへの挑戦を熱望していたこのドイツ代表ディフェンダーは、チェルシー移籍発表後公式サイトでこのように語っている。
「全てのフットボーラーに、チェルシーのようなビッグクラブでプレーするチャンスがあるわけではない。だからこそ、僕は今素晴らしい気分だ。これから新たに共闘するチームメートたちと顔合わせるのが今から楽しみだよ。正式にチェルシーの一員になれたことを本当に誇りに思うよ。」と希望クラブへの移籍が叶ったアントニオ・リュディガーは喜びを爆発させた。
・コンフェデカップ優勝にも貢献
まだ24歳と若いアントニオ・リュディガーは、実はブンデスリーガのドルトムントのユース出身で、後にシュツットガルトのユースへと移り、2012年にはシュツットガルトのトップチームの選手として試合に出場した。
その高いパフォーマンスは、セリエAのローマのスカウティングの目に留まり、2015年に当初1年間のレンタル移籍でローマに加わった。ライバルが競合するローマでも高い守備能力を発揮しポジションを確保すると、2016年の夏には完全移籍を果たした。2016-17シーズンも1年間通して主力としてローマ守備陣を牽引し、公式戦35試合に出場した。
アントニオ・リュディガーは、既にドイツ代表デビューも飾っている。2014年5月に21歳という若さでドイツA代表の一員となり、今夏ロシアで開催されたコンフェレデレーションズカップにも参加。5試合中4試合にフル出場して同チームの大会初優勝に大きく貢献した。