チェルシーがモナコからバカヨコ獲得!残すはフォワードのみ?
・バカヨコ争奪戦に勝利
現地時間15日、チェルシーはモナコからフランス代表のミッドフィルダー、ティエムエ・バカヨコを獲得したことを発表した。2022年5月までの契約で、移籍金は公表されていないが推定で4500万ユーロ(約54億円)とされている。また、背番号はモナコ時代から続いて「14」に決定。
まだ22歳と若いバカヨコは、昨シーズンモナコで同チーム17シーズンぶりの優勝を果たし、チャンピオンズリーグでは4強に進むなど、キリアン・ムバッペやラダメル・ファルカオらとともにチームの大躍進の立役者となった。世界中が今最も熱視線を送るセントラルミッドフィルダーといって差し支えないだろう。
そんな期待の若手を獲得するために、今夏マンチェスター・ユナイテッドとチェルシーが本格的に動き出した。ベルギー代表のストライカー、ロメル・ルカクの獲得はマンチェスター・ユナイテッドに軍配が上がり、今回のバカヨコ争奪戦もチェルシーは不利だと思われていたが、最終的にはチェルシーが制する結果となった。
バカヨコはクラブのオフィシャルサイトで喜びを爆発させている。
「ビッグクラブの一員になることができて、僕は今とてもハッピーさ。幼少時代からずっとチェルシーのことが大好きだったんだ。だからこれだけ嬉しいのは当然のことだね。このクラブと契約することもまた必然だった。素晴らしい監督、そして最高のチームメイトとともに戦えることを今から楽しみにしているよ。」
・あとはアタッカーだけ?
フランス、パリで生まれたバカヨコは、レンヌのユースで育ち2013年の8月にトップチームへ昇格しプロの門を叩いた。翌2014年の夏にはモナコのスカウティングの目に留まり名門へ移籍。
シーズンを重ねるごとに才能を開花させていき、昨シーズンは前述のようなチームの大躍進に貢献した。また、今年の3月にはフランス代表デビューを飾っており、ワールドカップヨーロッパ予選にも出場。
さて、ルカク獲得失敗で肩を落としていたチェルシーサポーターだったが、今回の有望株の獲得でもう一度顔を上げることができたのではないだろうか。今夏のマーケットにおける補強で、ライバル勢に比べてやや出遅れていたチェルシーだったが、ゴールキーパーのウィリー・カバジェロ、ディフェンダーのアントニオ・リュディガー、そしてバカヨコと各ポジションで的確に補強がなされている。さて、アタッカーとしてこのチームに加わることになるのは誰になるのだろうか?