A.サンチェスは新天地にパリを選択?急ピッチで交渉が進められる
・サンチェス、パリ移籍が間近に迫る?
去就に注目が集まるチリ代表のスーパースターは、イギリスからフランスに旅立つかもしれない。昨シーズンの途中からアーセナル退団が取りざたされているチリ代表のアレクシス・サンチェスだが、ここにきてリーグアンのパリ・サンジェルマンとの移籍交渉が急ピッチで進んでいるそうだ。
21日に、サンチェスが代理人と一緒にパリに滞在していることが分かったそうだ。サッカーメディア『Goal』によると、アレクシス・サンチェス、その代理人、そしてパリ・サンジェルマンのアンテロ・エンリケスポーツディレクターの3人が、パリ市内にある「ロイヤルモンソーホテル」で交渉を行った模様。既に選手本人がパリに出向いていることを含め、非常に現実味のある移籍話と言えよう。
先日、サンチェス獲得が噂されていたバイエルン・ミュンヘンは、メディアに対して「我々のチームにサンチェスは必要ない」とキッパリ獲得の意思がないことを示唆していたが、これをうけて今度はパリ・サンジェルマンがサンチェスに「正式オファー」を提示。このラブコールに対して同選手が前向きに検討しているようだ。
・65億円の違約金も肩代わり?
また、同メディアによれば、パリ・サンジェルマンはアーセナルに対して5000万ユーロ(約65億円)の違約金を肩代わりする意向のようで、これをアーセナルが受け入れた場合近日中に両クラブから正式発表がなされる運びとなる。
アーセナルとの契約期間を1年残すサンチェスに対して、これだけの違約金を捻出するという時点でパリ・サンジェルマンのサンチェス獲得に対しての本気度が窺える。
事実上、サンチェスの移籍先はパリ・サンジェルマン一択に絞られたと言って差し支えないだろう。
そんなサンチェスは、6月にロシアで行われたコンフェレデレーションズカップに参加していたことを考慮され休暇を与えられており、まだアーセナルに合流していない。今月中に移籍先が見つからなければ、現在アーセナルが参加中のインターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)が終了した後にチームに合流することになる。
アーセナルとしても、サンチェスとしても、チーム合流までに新天地を決定させておきたいところだろう。そうした事も踏まえて、比較的早いタイミングでパリ・サンジェルマン移籍発表が行われるかもしれない。チリのスーパースターの去就に今後も注目が集まる。