ボスマンプレイヤーの動向
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて各国のリーグ戦は中断したままだが、相変わらず移籍の話題は活発となっている。今後のリーグ再開の見通しはいまだ見えていないが、移籍金0で獲得できるボスマン・プレイヤーの周囲は特に慌ただしくなっている。2020年夏のボスマン・プレイヤーの動向を追ってみた。
※ボスマン・プレイヤーとは、
現所属チームとの契約が満了となり移籍金がかからずに他のクラブと契約が可能となる選手。1995年のボスマン判決にちなむ。
トーマス・ムニエ(DF、パリ・サンジェルマン、ベルギー代表)
PSGとはまだ契約延長に合意していないムニエ。3月18日のイギリス紙『デイリーメール』ではドルトムントへの移籍が合意し近日移籍が決定する可能性があると報じている。
しかし、現在のところ正式発表には至っていない。その後にはマンチェスター・ユナイテッドも獲得に熱心との報道も出ている。その他にはトッテナム、インテル・ミラノらの名も上がっている。
ウィリアン(MF、チェルシー、ブラジル代表)
チェルシーとの契約交渉はしているものの条件で折り合わない模様で移籍が有力となってきている。バルセロナが移籍先筆頭候補とみられていたがどうやらこちらも不調に終わりそうだ。その他にはアーセナル、トッテナム、バイエルン・ミュンヘン、ユヴェントスの名も上がっている。本人はロンドンでの生活を希望しているとの報道もある。ライバルチームへの移籍はあるのか。
エディンソン・カバーニ(FW、パリ・サンジェルマン ウルグアイ代表)
先日カバーニJリーグ、ヴィッセル神戸入りとの報道がでた。
しかし、その後のヴィッセル神戸入りへの続報はないどころかエイプルフールのネタだったそうだ。
やはり冬のマーケットで移籍寸前まで話が進んでいたアトレチコ・マドリードが大本命なのは変わらない様子だ。本人はアトレチコ・マドリードディエゴ・シメオネ監督のもとでのプレーを希望していると言われている。
オリビエ・ジルー(FW、チェルシー、フランス代表)
今シーズン、出場機会に恵まれずにいたジルーは冬の移籍を熱望していたが叶わずチェルシーに残留となった。今夏の移籍は確実と見られていたが、2月以降の活躍でチェルシー内でのポジション(序列)を回復してきていることからチェルシーと契約を延長する可能性が浮上してきている。その他には、インテル・ミラノ、ラティオ、トッテナムなどが移籍先候補に上がっている。
現所属チームとの再契約となるか、噂されているクラブへの移籍となるか、はたまた水面下で行われている交渉が一気にまとまり電撃移籍となるか。移籍マーケットの主役となるボスマンプレイヤーはどんな選択を下すのかt目が離せない。
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