合計112億円の給与カットに合意したユヴェントス選手たち 他クラブにも影響?
ユヴェントス選手が給与カットに合意
現地時間28日、セリエA覇者ユヴェントスはマウリツィオ・サッリ監督含むトップチームの選手たちのサラリーを大幅カットすることを発表した。
その削減額は、なんと合計で9000万ユーロ(約112億5000万円)にものぼるのだそう。
イタリアメディア『Gazzetta dello Sport』は、事実上の給与カットは1.5か月分で、残りの2.5か月分は来シーズンに返還される契約となっていることを報道。
また、給与5億円カットとなったクリスティアーノ・ロナウドをはじめ、キャプテンのジョルジョ・キエッリーニ、レオナルド・ボヌッチ、ジャンルイジ・ブッフォンといったベテラン勢の働きがあって実現したことも伝えられている、
コロナ終息後の「マイルストーン」?
ちなみに、衛星放送『Sky Sport』の報道によると経済紙『Il Sole 24 Ore』のマルコ・ベッリナッツォ記者は「新型コロナウィルス終息後の今後のサッカーにおけるマイルストーンとなる合意」と表現。
以下、マルコ・ベッリナッツォ記者の見解。
「クラブと選手たちの利益はしばしば相反し、エゴが見られることもあるが、それが連帯したということを表わすからだ。この危機で経済的に大きな損失を出す恐れのあるイタリア・サッカー界が困難にあるとの共通要素なんだ」
「選手たちにとって、この動きはクラブや国、サポーターに向けての連帯と共感のシグナルだ。わたしは少しこの合意に驚いた。サッカー以上に国へのシグナルを送りたいという選手、テクニカルスタッフ、クラブの共通の意欲だ」
110億円超のサラリー削減で選手と合意したユヴェントス。
国内最大のクラブで選手がサラリーカットに応じたことにより、その他のクラブの決定にも大きな影響を与えることは違いない。
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