接戦続きのW杯 王国ブラジルまでもが初戦でつまずく…
コウチーニョのゴラッソで先制するも…
現地時間17日、ロシアワールドカップグループステージリーグE第一節が行われ、王国ブラジルがスイスと対戦した。
ブラジル代表指揮官チッチは、ネイマール(パリ・サンジェルマン)をはじめ、フィリペ・コウチーニョ(バルセロナ)、ウィリアン(チェルシー)、ガブリエル・ジェズス(マンチェスター・シティ)、マルセロ(レアル・マドリード)等ベストメンバーを先発に送り出す。
対するスイスも、ジェルダン・シャキリ(ストーク・シティ)をはじめ、グラニット・ジャカ(アーセナル)、ステファン・リヒトシュタイナー(ユベントス)、リカルド・ロドリゲス(ミラン)等ベストメンバーが登場。
立ち上がりからゲームを支配したのはブラジル。南米予選では右ウィングを主戦場としていたコウチーニョが、インサイドハーフでネイマールの近くでプレーすることにより、彼ら2人のコンビネーションがハマってスイス守備陣を翻弄する。
すると19分、セレソンに待望の先制ゴールが生まれる。ゴール正面やや左でボールを受けたコウチーニョが、得意の角度から右足を振りぬいた。
リバプール時代からもお馴染みのミドルシュートは、鮮やかにスイスゴールに突き刺さり、ブラジルが1点リードとする。
しかし、この1点が生まれた後はどちらもチャンスを演出することができず、前半はこのまま折り返し。
グループE
チーム | 勝 | 分 | 敗 | 差 | 点 |
---|---|---|---|---|---|
ブラジル | 2 | 1 | 0 | +4 | 7 |
スイス | 1 | 2 | 0 | +1 | 5 |
セルビア | 1 | 0 | 2 | -2 | 3 |
コスタリカ | 0 | 2 | 2 | -3 | 1 |
後半に入って、劣勢だったスイスが千載一遇のチャンスをものにする。コーナーキックからフリーになっていたツバーがヘディングシュートを決めて同点に追いついた。
その後もブラジルが高いボールポゼッション率を維持しながらスイスゴールに襲い掛かるが、交代で入ったフェルナンジーニョ、ロベルト・フィルミーノ等の決定的なシュートは何れもゴールを射止めることはできず…。
試合はそのままタイムアップとなり、ブラジルとスイスの一戦は1対1ドロー決着となった。
とりわけネイマールをマンマークし続けたベーラミが交代で下がって以降、苦しい時間を耐え抜いたスイス。グループリーグ突破に向けて最高の船出となった。