異例のEURO開催先送りに優勝候補筆頭オランダ代表選手らが複雑な心境吐露
一定の理解を示すファン・ダイク
現地時間17日、欧州サッカー連盟は2020年夏に開催予定だったEURO2020を来年の同時期に開催することを正式決定した。
今回、新型コロナウイルス感染拡大が深刻化している状況の中、前例のない大陸選手権の開催スケジュール変更を余儀なくされた欧州サッカー。
勢いに乗っていたオランダ代表選手たちは、さまざまな思いを抱えている模様だ。
リヴァプール所属のバジル・ファン・ダイクは、自身のSNSでリアルな感情を吐露している。
「このような困難な時期でも期待を持つべきだと思い、メッセージを発信することにした。全世界のすべての人にとって、厳しい状況にある。そんな中、僕らは今こそお互いを気遣うべきだ。まずは安全な状況を確保すべき。僕らは必ず戻ってくる。You’ll Never Walk Alone.」
また、同じくリヴァプール所属でオランダ代表のジョルジニオ・ワイナルドゥムも自身のSNSで、「この夏にEURO2020は開催されない。ファンや関係者、多くの人が失望したかもしれないが、やはり何よりも重要なのはみんなの健康と安全だ」とツイートした。
長期離脱中のデ・パイは複雑な心境?
さらに、前十字靭帯断裂の負傷で長期離脱を余儀なくされている同じくオランダ代表でオリンピック・リヨン所属のメンフィス・デ・パイは、「ちょっと複雑だな……」と短く綴っている。
当初は、負傷状態からEURO2020のオランダ代表メンバー入りは絶望的とされていたが、大会開催が1年後にずれ込んだことでパーソナルな理由により複雑な心境を抱いているようだ。
さて、そんなEURO2020は、イングランド、アゼルバイジャン、デンマーク、ドイツ、ハンガリー、イタリア、オランダ、アイルランド、ルーマニア、ロシア、スコットランド、スペインの欧州12カ国により共同開催される予定だったが、そうしたレギュレーションさえも一部変更になる可能性もある。
「EURO2021」が、来年夏に無事皆が納得いく形で開催されることを願うばかりだ。
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